中子造型機について​

鋳造は、溶融した金属を型に流し込み、冷却・凝固させて所望の形状の製品を得る製造プロセスです。この鋳造において、中子（なかご）は、製品内部に空洞や複雑な形状を形成する為に用いられる部材です。中子造型機は、この中子を効率的に製造するための機械です。

 

中子の役割と重要性

中子は、鋳造製品の設計自由度を高める上で非常に重要な役割を果たします。例えば、以下のような場合に中子が用いられます。

• 中空構造の形成: パイプやバルブなど、内部が空洞になっている製品

• 複雑な形状の形成: エンジンブロックやシリンダーヘッドなど、複雑な形状を持つ製品

• アンダーカットの形成: 製品の一部が型から抜け出せない形状になっている部分

中子の品質は、鋳造製品の品質に直接影響する為、中子造型機の選定は重要な要素となります

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中子造型機の種類と特徴

種類は多種多様ですが、代表的なものとしては以下の3つが挙げられます。

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1.シェル中子造型機

シェルモールド法は、加熱した金型に中子砂を吹き付け、薄い殻状の中子を形成する方法です。​

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2.コールドボックス中子造型機

コールドボックス法は、砂と樹脂を混合した中子砂に、触媒ガスを吹き込むことで硬化させる方法です。

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3.ホットボックス中子造型機

ホットボックス法は、加熱した金型に中子砂を充填し、熱硬化性樹脂で硬化させる方法です。

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中子造型機の選定​

中子造型機を選定する際には、以下の要素を考慮する必要があります。

• 中子のサイズと形状: 製造する中子のサイズと形状に合わせた機械を選ぶ必要があります。

• 生産量: 要求される生産量に対応できる能力を持つ機械を選ぶ必要があります。

• 中子材料: 使用する中子材料の種類によって、適切な機械を選ぶ必要があります。​