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社長挨拶

浪速製作所は1942年に設立され、

 2022年には80周年を迎えました。

弊社は、中子造型機を1954年に製造・販売を開始し、

初期に製作したシェル中子造型機はトヨタの博物館に展示されています。

中子は鋳物を造るのには欠かせないもので、自動車のエンジンやブレーキ、水栓機器の金具やバルブ、農耕機のエンジン、船舶のエンジン等の鋳物を作る際に使用されています。

その為、お客様は自動車、水栓機器、農耕機、船舶のエンジンメーカー、

それらの企業を支える中小の鋳物メーカーと、業種は多岐にわたっています。

鋳物は、自動車のエンジンに多く使われており、自動車の電動化(EV化)により生産量が減少することが、鋳造業界の懸案事項となっています。

弊社もお客様に自動車関係の会社が多く、

この問題には注目し対応していこうと思っています。

エンジン車の販売規制が進めば電動化は加速されますが、その反面、

発電に化石燃料を多く使用している国もあり、

電動化が必ずしもCO2削減の切り札ではないとの意見もあります。

電動化に関しては、ヨーロッパや中国は自動車産業のイニシアチブを握る為に

電動化を進めようとし、日本の自動車メーカーは技術が必要なハイブリッド、

燃料電池車で優位に立とうと相手の様子を探っている状況です。

電気自動車(EV)はインフラが必要な事と車両の価格が高いことがネックとなっています。

中国でも補助金が減ると購入台数も減少する傾向があり、インフラもなく

補助金の充てのない開発途上国でどこまで電動化が進められるのかは未知数です。

今は、多くの会社で、自動車の電動化社会で生き残る為には、

進化しなければいけないというのがスローガンになっていますが、

現時点で明確に進化の先を把握している企業は一握りだと思います。

企業の進化には様々な形態があります。

新たな業種にチャレンジしながら変化することで創業時とは異なる仕事をする会社になっている、培ったノウハウと環境をベースに、業種は大きく変えずに社会からの要求に対応しながら変化してゆく等があります。

弊社はお客様に恵まれており、機械を設計して製作するという技術とノウハウを持っていることが強みなので、これを生かして後者の様に変化してゆきたいと思います。 

今は中子造型機を製造していますが、

今後はお客様からの要望に対応した機械を製造している会社になる事が目標です。

その為には、お客様の要求を敏感に察知できるようなアンテナを張り巡らすこと、要求に対して勉強して優れたアイデアで他社にまねができないものを提供すること優れたアイデアで他社に負けないものを提供することが大切になります。

他の機械を製作する様になっても、中子造型機が無くなることはありませんので、

この技術も残ってゆくと思います。

代表取締役

河合 壱生

浪速鋳機販売株式会社

NANIWA PRODUCTS CO., LTD.

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